(遊)こんなモミラジはいやだ

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「せーの...」
「モミラジーーー!!」
「どうもー!SPYAIRリーダーのMOMIKENです!」
「ドモーー!モミロボ、デスっ!」
「今日はね、ファンの方とね、いちご狩りに行こうということで、ファン代表としてお一人来ていただいております!」
「...」
「オナマエオネガイシマース!」
「...KENTA、です」
「ケンタサンッ!」
「ご職業は!」
「え?SPYAIRのドラムですけどぉ...」
「アラー、MOMIKENサン、オンガクギョーカイノカタジャナイデスカー」
「同業者も耳を離せないモミラジだねー」
「...も、MOMIKENさん、これ、何?」
「モーヤッパムリデシタネ」
「いや、無理じゃないんだけどさ、せっかくだから新企画で、初ロケで」
「ロケ?何が?なんで?」
「イチゴガリ、デスネー」
「そうだねー。いちご狩り」
「あの、ごめん。何?いちご狩りって何?」
「いちご狩りって、いちごが生ってるところにいって、狩ることだよ」
「それは知ってるよ。モミラジでいちご狩りって何?って言ってんでしょー?それで、なんで俺が呼ばれてんの!」
「ファン代表」
「ファンダイヒョウデスヨ」
「何その顔!なんで俺気の毒そうに見られてんの!?」
「コノネ、モミラジノシチョウリツガワルイッテコトデ、ホカノアーティストサンガナニヲシテルノカリサーチシテミタラ、ファンノカタトイチゴガリサレテタンデスヨ」
「じゃあちゃんとファンと行けよ!」
「そしたら俺メイクしなきゃいけないじゃん」
「ボクー、カオダシNGダカラ、オオカミノカブリモノトカシナキャイケナイジャナイデスカァ」
「えっ?何!?俺、ファンの子の立ち位置で呼ばれてんの!?」
「最初からファン代表って言ってんじゃん。だから、モミラジでファンを呼んでいちご狩りしたらこんなことになりますよ?それでもやりますか?ってシミュレーションしようってなって」
「なってじゃねぇよ!」
「ジャア、イキマスカ」
「行きますかって、後部座席座ってんじゃねぇよ!運転手させんじゃねぇよ!」
「移動中も収録したいから、並んでた方が便利なんだよ」
「ダッテ、KENTAサンニモ、ウンテンシナガラシュウロクニサンカトカシテモラッチャッタラアブナイジャナイデスカ」
「いやいやいやおかしいおかしいおかしい」
エンジン音。
「...それでも運転するから、おかしいよな」
「イイヒトナンデスカネェ...」
「聞こえてるからなぁ!!」
「KENTA、KENTAさん」
「何!」
「ここね、いちご狩りやってるとこね」
「地図渡してくんな!ほんとに運転手じゃねぇか!ねぇ!だから、なんで俺が呼ばれてんの!」
「じゃあ、UZ呼ぶ?俺とUZでいちご狩やる?テンションあがるか下がるかしらないけど、目の黒いおじさんと、ひげのおじさんでいちご狩る?」
「IKE呼べよ!」
「IKEがイチゴ狩る?ブドウ狩れってうるさいよー?」
「ブドウ狩れよー...!」
「イケズグレープガーデン以外で?実家帰れってうるさいよー?」
「サスガニネー、ジモトマデカエルトオオアカジデスカラネー。アァデモ、チョウキカイインノカタハウレシイデショウネ、IKEサンノジッカデ、MOMIKENサントブドウガリ」
「そこはもうIKEが出てったらよくね...?」
「モミラジにIKEは呼ばない」
「俺も呼ぶな!」
「おまえはファン代表のミュージシャンだから」
「ファンじゃねぇし!聞いてねぇし!」
「イヤイヤ、KENTAサン、コナイダノMOMIKENサンヒトリシャベリ、キイテタンデショ?」
「あれはひどかったわ」
「聞いてんじゃん!」
「キイテンデスヨ!ファンデスヨコノヒト!」
「なんで俺がAIRGATEの長期会員だ!」
「ホラクワシイ!モミラジガAIRGATEノチョウキカイインノカタヨウナンテ、IKEサンヤUZサン、シラナイデスヨー?」
「知る訳がないよね。知ってる訳がない」
「たまたまじゃーん...!」
「ジャア、メールヲチョコ、チョコ、ヨンデイキマスカネ」
「はい。じゃあ、東京都の」
「おぉーーい!ほんっとに収録するんかーーーい!」
「ちょっと黙ってくれる?」
「キョウ、マダマダシュウロクシナキャイケナインデスヨ」
「そーだよ、俺らにもスケジュールってもんがさー」
「ファンノカタニハワカラナイデスカネー」
「ファンじゃねぇし!」
「モミロボの彼女の名前は?」
「はなちゃん?」
「ほら」
「ホラ」
「あーーー......」
「KENTAほんと黙ってて。収録するから」
「ほんっと意味わかんないんだけど...!」
「KENTAサン、ソッカラコウソクジャナイデスカ?」
「指示すんなよ!運転手じゃねんだよ!」
「下道でいく?収録時間取れるからいいけど」
「いいけどじゃねぇよ!移動スタジオじゃねんだよ!」
「じゃあ、今日はファンの方が運転してる車からお送りします、モミラジですー」
「イイデスネェ、ファンノカタニクルマダシテモラッテ、ガソリンダイモゼンブモッテモラッタラセイサクヒカカラナクテイインジャナイデスカ?」
「それだったら、それこそIKEんちでブドウ狩りできるしね。全部、運転して連れてってくれるんなら。いや、まぁ、新幹線代も出してくれればそれでいけるしね」
「ジャア、イッテミマスカ?シンカンセンデ。ファンノカタニシンカンセンダイダシテモラッテ」
「おい...!」
「愛知までずっと運転していくのとどっちがいい?」
「どっちもイヤだわ!」
「ア、MOMIKENサン、ソロソロオジカンデス」
「お。早かったね、今日ね。えー、モミラジでは、みなさんからのお便りを、ちょこ、ちょこ、紹介していきたいと思ってます。AIR GATEで待ってます!」
「マッテマース!」
「はい!ファン代表の方!」
「待ってませーん!」

【こんなモミラジはいやだ♪】